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日刊建設工業新聞
2024/07/03

【鳥取】再生基本計画を策定/今後2年で整備計画を/鳥取駅周辺

 鳥取市はこのほど、鳥取駅周辺再生基本計画を策定。6月28日付で策定内容を公表した。基本計画には集約型交通ターミナル機能の再編や複合施設、公共公益施設整備などを基本方針として盛り込んでおり、市では今後2年かけて整備計画を策定することとしている。
 計画は、持続可能なまちづくりのため鳥取駅周辺を再生し、ヒト・モノ・コトを集積。人々の交流や人材育成といった好循環を生み出すため基本的な方向性を示すもの。
 基本方針は▼集約型交通ターミナル機能の再編▼まちなかへにぎわいを滲み出す空間整備▼市民が集いたくなる利便施設・公共公益施設の整備▼民間の誘導・整備による多機能な複合施設の整備―の4つからなっており、方針に基づき再整備の構想案として、駅に文化施設や商業施設といったにぎわい施設、起業家や学生などが集うイノベーション機能を設けるほか、バスターミナルや交通広場の再編やオープンスペース整備などを盛り込んだ。
 2021年3月に鳥取駅周辺再生基本構想(第2期)を策定し、昨年8月には官民連携の駅周辺リ・デザイン会議を発足。駅周辺の再整備に向け議論し、今年3月に素案を作成した。4月から5月にかけ実施したパブリックコメントをもとに、市の考え方をとりまとめ計画策定した。
 整備計画を2年かけ策定し、事業化段階(設計、施工)をおおむね5年で計画している。

日刊建設工業新聞