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秋田建設工業新聞社
2024/07/03

【秋田】(株)ヤマハミュージッククラフト秋田、北秋田市に新工場/ピアノ構造材を製造、総投資額7億円

 ヤマハ株式会社100%子会社の株式会社ヤマハミュージッククラフト秋田(北秋田市小又字堂ノ下44−3、高田素樹代表取締役)は、県の誘致企業認定を受け、同社敷地内にヤマハブランドのピアノ構造材製造などを行う新工場(S1F約1,750u)を建設する。総投資額は約7億円で、設計者と施工業者は今夏頃に選定する。着工は7年4月、操業開始は同年10月を予定している。

 同社は昭和25年に桜庭製材所として創業し、昭和60年にヤマハの前身である日本楽器製造に資本参加。今年4月にヤマハミュージッククラフト秋田に社名を変更した。主にヤマハブランドのピアノ構造材を中心とした楽器部材を製造しており、ヤマハの国内生産強化の方針を受け、新工場を建設する。

 新工場は敷地内(64,071u)の中心部付近に鉄骨造平屋建て、延べ床面積約1,750uの規模で建設する。総投資額は約7億円。敷地内には加工や製材、人工乾燥など用途ごとに13の施設(延べ床面積計9,869u)があり、新工場では接着工程やプレスなどを行う。事務所や社員の福利厚生施設なども新工場に設置する。設計と施工業者は今夏に選定する方針で、入札は行わず、合い見積もりなどで決定する方針。

 3日に北秋田市役所で誘致企業認定書交付式が行われ、高田代表取締役は「今後、設備投資や人材育成に取り組んでいくための新工場。高品質な木工部材をつくり続け、地域の発展に貢献していく」と想いを語った。

提供:秋田建設工業新聞社