建設新聞社
2024/07/03
【東北・宮城】塩釜市が新庁舎基本構想・計画を委託
塩釜市は、市庁舎の建て替えに向けた基本構想・基本計画策定業務を委託するため条件付き一般競争入札を6月26日に行い、1落の1600万円でパシフィックコンサルタンツに決めた。
入札には同社のほか、国際航業、復建技術コンサルタントが参加した。予定価格は1969万8881円、最低基準価格は1567万4306円。
現在の本庁舎は、同市旭町1の1地内にRC造4階建て、延べ約3800平方bで1960年に建設。施設が手狭のため複数の建物に行政機能を分散していることから、新庁舎では集約する。分散している本庁舎にある行政機能は延べ3804・12平方b、同壱番館は延べ2946平方b、同上下水道庁舎は321・97平方bで、合計7072・09平方bあることから新庁舎は同程度の規模を想定。職員数は381人を見込む。2027年度当初の供用開始を目指す。
今回の業務では、市で作成した建設調査と適地調査の検討結果などをもとに、基本計画の前提となる考え方を整理し、基本構想および基本計画を策定する。
構想では、方針や場所、規模、配置をまとめ、計画では導入機能、適正規模、建設計画、事業計画の整理、設計・施工者選定の検討などを行う。
基本構想・計画中間案の策定は8月31日までで、最終案は12月31日まで策定する。それぞれの本編・資料編および概要版は、25年3月31日(履行期限)までに提出する。
なお市では同事業に関連し、基本構想・基本計画中間案の素案を今月17日に公表してパブリックコメントを募集する予定。また、21日には住民説明会を開催するとしている。
提供:建設新聞社