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建設新聞社
2024/07/03

【東北・青森】WTOで9月30日開札/青森港油川の護岸撤去

 東北地方整備局は2日、WTO対象一般競争入札の「青森港油川地区岸壁(マイナス12b)護岸撤去工事その2」を公告した。総合評価は技術提案評価型S型。洋上風力発電の基地港湾として地耐力強化岸壁を新設するに当たり、もともとは防波堤だった既存護岸のケーソンや各種ブロックを撤去する工事。
 参加資格は単体または3社までのJV。単体とJV代表は港湾土木工事1150点以上。過去15年に元請けで完了した、港湾で作業船を用いてコンクリート構造物を撤去した工事の実績があること。技術者には同じく港湾でコンクリート構造物を撤去した工事の経験を求める。JVサブは同850点以上で、同じく港湾でコンクリート構造物を撤去した工事の実績を求める。
 申請書と資料の提出は今月31日まで。見積参考資料の開示は8月28日から。入札の締切は9月25日まで。開札は同30日10時に行う。
 施工地は青森市油川岡田地内。既存護岸を構成するケーソン38函(延長約380b)などを撤去する。概算数量は裏埋土撤去が約4万立方b、ケーソン破砕が約2500立方b、中詰材撤去が約5000立方b、コンクリート二次破砕が約4400立方b、基礎捨石・被覆石の撤去が約1万立方bなど。このほか仮設工、探査工、水質調査を行う。設計はパシフィックコンサルタンツがまとめた。
 工期は2025年11月28日。来年度以降、改良による本体工に着手し、27年度の整備完了を目指す。
 技術提案の指定テーマは▽構造部撤去工の施工時の効率的な施工方策▽工事全般で周辺海域の環境に配慮した施工方策−。
 なお関連して、青森港湾事務所発注による「仮置土砂運搬工事」は大坂組が担当。同じく「護岸撤去工事」は今月17日に開札する。

 提供:建設新聞社