県教育会館維持財団(中川路守代表理事)は、鹿児島市下竜尾町に同会館の移転建て替えを計画している。設計はみのだ設計、施工は南生建設が担当し、このほど着工した。2025年6月末の完成を目指す。
建設地は、下竜尾町3−1外、ドラッグストアコスモス下竜尾店向かい側。敷地面積は1495.47uで建物規模はS造5階建1987・68u。
山下町にある現会館(未指定文化財)は、1931年(昭和6年)に竣工。設計者は、県の建築技師三上昇氏らが担当し、施工は大阪の森本組(森本千吉氏)が担った。現在、維持財団が管理しており、会館を利活用する企業への売却を行っていく。
移転を巡っては、春日町の旧藤武邸(県民教育文化研究所)を解体し、跡地に計画していたが、多くの保存を求める署名と、平和リースへの旧邸売却・引渡しによって解体を免れ、下竜尾町への移転となった。