建設新聞社
2024/07/02
【東北・宮城】仙台市が八木山動物園の総合獣舎を公告
仙台市は1日、WTO対象工事となる「八木山動物公園エリアT施設(総合獣舎)新築等工事」を公告した。総合評価は簡易型U型。
参加申請は今月22日まで。入札書は8月19日まで受け付け、開札は翌20日10時に行う。予定価格は26億3800万円。
参加資格は自主結成による3社JV。代表者は経審の鉄骨・鉄筋コンクリート建築工事の総合評定値1000点以上。企業として2009年以降に完成したSRC造かRC造建築物の新築・増築・改築工事で、工事対象部分が延べ1400平方b以上の元請け施工実績があること。
サブ構成員は、2社とも経審の鉄骨・鉄筋コンクリート建築工事850点以上。09年以降に完成したSRC造かRC造建築物の新築・増築・改築工事で、工事対象部分が延べ720平方b以上の元請け施工実績を求める。
技術者には代表およびサブ構成員とも、企業実績と同規模の施工実績について、監理技術者か主任技術者または現場代理人としての経験を求めるが、年次は問わない。
仙台市太白区八木山本町1の43地内にある八木山動物公園は、老朽化に伴う施設・設備の不具合や、旧態依然とした展示環境など課題解消に向けた再整備に取り組む。
総合獣舎は、これまで分散していたアフリカ地域の動物種の各獣舎を集約し、飼育展示を行う施設。新アフリカ園を代表する施設として、カバ、サイ、チンパンジー、マダガスカル地域の動物種の屋内展示エリアを設けるほか、来園者の休憩・飲食エリアも充実させる。また、飼育作業の効率化を図る飼料室も設置する。
施設規模はRC一部S造2階建て、延べ2740・25平方b。既存施設の解体などを含む。
設計は大建設計が作成した。工期は28年3月17日まで。工事着手日は12月23日に設定している。
また1日付で、電気設備と機械設備も公告した。予定価格は、電気が5億4710万円、機械が7億2240万円。開札日は2件とも今月30日。
参加資格はともに市内本店の企業が対象。電気は、電気設備工事の格付評点900点以上。機械は、給排水衛生冷暖房工事が同900点以上としている。
提供:建設新聞社