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　ＪＡはくいは、管内の羽咋、志賀、宝達志水１市２町にある共同乾燥調製施設３カ所を羽咋カントリーエレベーター（羽咋市深江町）と押水ライスセンター（宝達志水町北川尻）の２カ所に再編する計画で、７月中旬をめどに更新工事に関する一般競争入札を公告する予定だ。
　両施設の既存建屋とプラント設備を改修、更新する工事となり、入札は建築、設備をそれぞれ分けて実施する。総事業費は当初、１６億２０６０万円を見込んでいたが、能登半島地震の影響で１５億８４４７万円に変更した。うち国庫補助対象は１２億８６２９万円。
　現在３カ所ある共同乾燥調製施設は建設から３０年近くが経過、老朽化が進んでいる。一部設備で処理能力の低下がみられるなど運転時の故障が懸念されるため、中長期的な安定運営へ向け２カ所に集約することが決まった。志雄ライスセンター（宝達志水町吉野屋）は廃止される。
　羽咋カントリーエレベーターの整備には１０億１６７３万円を充てる。事業費内訳は建設工事３億３２０７万円、プラント設備６億８０５１万円など。隣接用地にＳ造２階建て延べ約４４０平方メートルのもみ殻燻炭（くんたん）施設も新築する。
　押水ライスセンターには、建設工事に２５４８万円、プラント設備に２億４０９８万円などを配分した。
　１０月の着工、来年３月の完成を予定し、押水は５月、羽咋は８月の稼働を見込む。設計は全農石川一級建築士事務所が担当。
　押水、羽咋の両施設では、地震で損傷した一部設備の更新工事が先行して実施されている。