知多市は、名鉄朝倉駅前の市有地を購入してホテルを整備・運営する事業者の募集を開始した。応募者の企画提案を同市朝倉駅前ホテル誘致事業者選定委員会で審査し、通過者で価格競争する二段階の一般競争で事業者を決定する。参加表明書の提出期間は7月12日〜8月8日まで。
売却する市有地は朝倉駅西側の緑町31ノ10で敷地面積2933平方b。地目は宅地。用途地域は商業地域で建ぺい率80%、容積率400%。最低売却価格は2億3118万円。
応募は単独の法人か複数の法人で構成するグループに限った。応募者にはホテル事業の運営実績を求めた他、事業用地とホテル施設を所有し、運営することなどを資格として定めている。
事業要件としては、客室数100室以上、ホテル専用駐車場や飲食施設などを整備するなどが条件となっている。
事業者決定までのスケジュールは、企画提案書の提出期間は8月23日〜9月26日まで。一次選考の審査を10月9日、二次選考の価格競争入札を10月24日に行い、10月31日に事業者の選定結果を公表する。ホテルは27年12月の営業開始を目指している。
同市では、27年には朝倉駅前に市役所を移転するとともに、跡地には商業施設の誘致を目指している。また、臨海工業地帯や工業団地のビジネス需要と、スポーツを生かしたにぎわいの創出で、宿泊施設の不足が顕在化していることから、ホテルの誘致を決めた。
提供:建通新聞社