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建通新聞社
2024/07/02

【大阪】北千里駅前再開発事業 事業費は約545億

 北千里駅前で計画されている組合施行の再開発事業について、最短で2028年度の工事着手となることが分かった。25年度中の都市計画決定を目指しており、26年度に組合設立認可を受ける予定。その後、27年度に権利変換計画認可を受ける手続きを実施し、28〜37年度に段階的な工事を行う。約545億円の事業費を見込む。
 事業費の内訳は工事費が430億円、土地整備費が66億円、調査設計計画費が23億円、事務費が26億円。事業計画地の敷地面積は約3・5fで、商業・公益棟と住宅・商業棟の他、駅前交通広場や歩行者デッキ、道路などを整備する。
 商業・公益棟(敷地面積約1万4100平方b)の規模は、鉄骨造地下1階地上4階建て延べ4万5000平方bを想定。一方、住宅・商業棟(敷地面積約1万0300平方b)の規模は、鉄筋コンクリート造28階建て延べ6万4000平方bのツインタワーで建設する計画だ。
 まちづくりの方針には「人が中心のまちづくり」を掲げ、商業や公益施設などの暮らしを支える施設や地域活動の場の他、にぎわいのある広場などのオープンスペースを設置する。さらに歩行者デッキを設けてまちなかリビングと周辺地域をつなぐ歩行者ネットワークを整備。施設駐車場を計画地中心の地下1階に集約することで施設・駅利用者の利便性を向上する。
 吹田市の主催で6月28、29日に北千里駅前まちづくり意見交換会が開かれ、計画案の概要を北千里駅前地区市街地再開発準備組合が公表した。同組合は、大阪府都市整備推進センターや千里北センター、吹田市、個人の地権者などで構成する。

提供:建通新聞社