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日刊建設タイムズ社
2024/07/01

【千葉】都市公園化でP―PFI/総事業費は20年概算8億円/大網白里市 小中池公園再整備

 大網白里市は6月28日、第6回小中池公園再整備基本計画検討委員会を市役所別棟2階大会議室で開催し、概算事業費や維持管理方法などについて議論した。概算事業費は、導入施設等整備プログラムに基づき、20年間総額8億円と試算。また、木下剛委員長(千葉大学大学院園芸学研究院教授)は、国などの補助金の活用やPark―PFIの導入を図るため、「都市公園への指定も検討すべき」と意見。事務局は「実現には境界確定が必要となり、広大な小中池を有する小中池公園においては難儀する」との見方を示しつつ、庁内で可能性を検討していくとした。
 概算事業費の内訳は、短期5年1億2400万円、中期10年5億2200万円、長期20年1億5000万円、植栽整備など400万円/20年。
 このうち、園外整備として、短期で県による首都圏自然歩道の改修400万円、中期で首都圏中央連絡自動車道大網白里スマートインターチェンジ方面のアクセス道路整備2億9600万円を見込んでいる。
 具体的な概算事業費は▽遊びゾーン・計画=ローラーすべり台の長寿命化3000万円、旧駐車場の舗装撤去による広場の拡大3000万円▽同・中期計画=幼児向け遊具の設置500万円、木製アスレチックの長寿命化400万円▽同・長期計画=大型複合遊具の設置7500万円▽駐車場ゾーン・短期計画=多目的広場の舗装による駐車場全体の再整備と二輪車・大型バスの駐車枠の設置3000万円▽同・中期計画=駐車場の拡大4000万円▽同・長期計画=維持管理の財源確保に向けた駐車場の有料化2400万円▽交流ゾーン・短期計画=広場約3000uの水はけ改善に向けた暗渠の整備600万円▽同・中期計画=芝生約3000uの張り替え1500万円、築山の整備とステージの設置400万円、堤体の一部約6200uへの芝桜の植栽3500万円▽同・長期計画=堤体の一部への芝そりゲレンデL30m(幅員8m)の整備4400万円、ドッグラン約250uの整備700万円▽憩いのゾーン・短期計画=木橋L約240mの撤去2100万円▽同・中期計画=木製のバードウォッチング施設L約8mの整備500万円、遊歩道および親水デッキの整備4400万円、トイレの設置4600万円▽共通事項・短期計画=大網白里スマートインターチェンジ出入り口などへの案内看板設置300万円▽同・中期計画=ベンチなど園内付属施設の整備1600万円、トイレの設備更新1200万円――など。
 小中池公園は、小中1703に所在。池を含めた区域は約14・1ha。1947年に農業用ため池として整備された小中池を中心とする自然公園で、96年に開園した。
 現況のゾーニングと施設は▽つどいの広場=芝生広場▽子どもの広場=延長95m・高低差17・7mのローラーすべり台、スカイロープ、木製アスレチック、コンビネーション遊具、木製ブランコ、すべり台、鉄棒、砂場、テーブル、男性・女性用トイレ、身障者用トイレ▽花と憩いゾーン=花畑▽駐車場=142台(1950u)、臨時駐車場(多目的広場)、花壇▽水と緑のゾーン=L120m(幅員3〜5m)の木橋(閉鎖中)、あずまや4基▽ふれあいの道=首都圏自然歩道▽親水ゾーン=小中池周辺園路――など。k_times_comをフォローしましょう
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