草加市は、両新田小学校(両新田西町55)敷地内にある貯留施設を再整備する。施設機能を十全に発揮させるため、土木構造物および機械・電気設備の再構築を図る。まずは本年度内に設計をまとめ、順次工事へ取り掛かる見通しだ。
主な設計対象は校舎敷地内にある2カ所の雨水ポンプ場。排除方式は分流式となっており、2台を合計して0・12?/秒の排水能力を有する。
そのうち1基は▽土木=ポンプ室の蓋類など▽機械=ポンプ設備▽電気=制御電源・計装用電源設備、負荷設備、計装設備、監視制御設備――などの対応を図る。さらに1基はポンプ室の蓋類など、除塵設備を対象に必要な対策を行う。
市は2023年6月の台風2号発生時に床上浸水被害を受けたエリアを「重点5地区」と位置づけ、排水ポンプ施設・雨水管渠施設の整備を実施している。同校も重点5地区内に位置しており、施設機能を向上させるための再整備を行う運びとなった。
提供:埼玉建設新聞