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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/06/28

【群馬】中央公民館の耐震補強工事などを公告へ

東吾妻町は、中央公民館(原町1117−1)の大規模改修工事を早ければ7月中に条件付き一般競争入札で公告する。改修工事では、建物の耐震補強やトイレの全面改装やバリアフリー化などを実施する。設計は群馬県建築設計センター(前橋市)が手掛けた。当初予算で工事費3億1060万5000円を計上している。
公民館は1975年竣工のRC造2階建て、延べ床面積1658・24uの規模。1階に図書館や事務所、2階に大会議室やコミュニティルームなどがある。
改修は、庁舎建設から50年近く経過し老朽化しており、旧耐震基準の建物であるために補強を行う。また、トイレの多くが和式便器となっているため洋式化するほか、課題となっている施設のバリアフリー化などにも対応するため整備を進めていく。
耐震化は、施設の壁に鉄筋挿入や梁を設置し補強する。また、2階の一部がブロック壁となっているため、解体し壁を更新する。
トイレ改修は、1階および2階にある男女トイレ2戸をそれぞれ全面改装する。和式便器を洋式便器に更新し、身障者用トイレを新設する。全面改装を予定しており、個室整備や床タイルや内壁などを張り替えし、電気および給排水設備も付け替える。
バリアフリー化については、庁舎出入り口前にある階段の更新を行うほか、隣接するスロープがカーブになっているため、直線にして拡張を行う。また、入口の扉を自動ドアへと更新し、高齢者や車椅子利用者が移動しやすいように改善していく。
同施設では今後も改修などを計画。1階から2階へ上がる階段についてもバリアフリー化の要望があり、建物の構造上エレベーターの設置が難しいためにスロープなどの整備を検討している。
なお、これまでに行った施設の主な改修としては、22年度に照明のLED化を角田電気工事(東吾妻町)が担当して施工したほか、21年度に屋根の改修工事を加藤建設(東吾妻町)、20年度にエアコン取り替え工事を角田電気工事が行っている。