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　香川県広域水道企業団は、御殿配水池送水施設築造工事の総合評価落札方式制限付き一般競争入札を第３四半期に公告する予定だ。２０２４年度当初予算で、25〜27年度の債務負担行為を限度額７億円で設定した。24年度は工事の公告と契約を行い、25年度に着工する。
　高松市鶴市町で工事中の御殿配水池へ浄水を送水する施設の整備を行う。工期は約33カ月間、工事種別は水道施設工事。水道施設工事以外にも別途工種を見込んでいる。時期は未定。
　工事内容は、鉄筋コンクリート造１０００立方�bの浄水池兼送水ポンプ井築造、プレテンション方式遠心力高強度プレストレスコンクリート杭（ＰＨＣ杭）と外殻鋼管付きコンクリート杭（ＳＣ杭）を合わせて数十本の杭基礎工。
　また、既設構造物撤去、場内整備、建設中の御殿配水池から御殿浄水場までの整備済み配管と新しい送水施設をつなぐ配管工事などを行う。御殿浄水場内の第二配水池の施設・設備の撤去は送水施設築造工事に含め、この位置に新たに送水施設を築造する。
　高松市鶴市町にある御殿浄水場系の配水池「西方寺配水池（１９２１年築）」や、同浄水場内にある「御殿浄水場第二配水池（66年築）」が老朽化し耐震性も不足しているため、一連の工事を行っている。
　建設中の御殿配水池は２池で、１池当たりの規模はプレストレストコンクリート造直径29・３�b、高さ10・85�b（水深10�b）で、容量は６０００立方�b。屋根はアルミドーム。
　御殿配水池完成後、西方寺配水池は使用しない。
　御殿配水池整備事業は、これまでに第１期で造成工事、第２期で配水池整備工事を行い、現在第３期として築造工事を９月完成予定で進めている。

提供：建通新聞社