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建設新聞社
2024/06/28

【東北・宮城】石巻BP沢田工区のTN設計委託者を決定

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は、直轄権限代行で整備する宮城県石巻市と女川町を通る国道398号石巻バイパス3期沢田工区について、起点側のトンネルを設計する「石巻地区トンネル詳細設計業務」の委託先を建設技術研究所に決めた。
 21日に開札し、1落の3113万円、評価値61・3338で決定。入札者は11社で建設技術研究所のほか、パシフィックコンサルタンツ、中央復建コンサルタンツ、オリエンタルコンサルタンツ、大日本ダイヤコンサルタント、エイト日本技術開発、ニュージェック、セントラルコンサルタント、日本シビックコンサルタント、東京コンサルタンツ、道路建設コンサルタント。予定価格は3871万円。調査基準価格は3108万円。
 石巻バイパスは、三陸沿岸道路・石巻女川IC付近から女川町西部までの延長計11・9`b。西側の南境工区と大瓜工区は開通済みで、東側に位置する沢田工区は延長約5・8`b。宮城県の代行で2022年度に事業化した。急勾配で線形が悪い区間を回避し、有事の避難道路としての機能も確保する。
 事業区間は稲井小・中学校に近い石巻市真野地内を起点に東進し、同市沢田地内の沼津貝塚付近から東側(終点側)は丘陵部でカーブが多い現道を北側に迂回するイメージで構造物を多く設ける。万石浦に面した浦宿橋の手前に当たる女川町浦宿浜地内が終点となる。
 主な構造物はトンネル2本、橋梁3本程度。車線数は2車線。幅員は、西側の延長約2・1`bは両側歩道で15bを確保。トンネル2本を含む東側の延長約3・7`bは片側歩道の10・5bで整備する。
 設計対象のトンネルは、起点側で貝塚付近から東側に設ける延長約1500b、片側歩道の幅員10・5b。NATM工法で掘削する。標高は西側(起点側)坑口のほうが低い。業務場所は石巻市沢田台〜沢田大蛇峯地内。詳細設計を作成し、履行期限は12月20日。発注者指定型のBIM/CIM活用業務。トンネル地質調査は大日本ダイヤコンサルタントが担当した。
 また、2本のトンネルの中間に設ける「志の畑地区橋梁詳細設計」を7月17日に開札する予定。

 提供:建設新聞社