新潟県農地部農地計画課は2024年度、黒条地区(長岡市)経営体育成基盤整備事業に新規着手する。暗渠排水工や用水路工などに総事業費14億9700万円を投じていく。
計画によると、農地中間管理機構の活用によって、農業法人2組織と個別経営体3人の担い手への農地の集積および集約化を加速するとともに、収益性の高い農業経営を行うことができる農業経営規模の拡大に向けた整備を推進するもの。これにより、効率的で安定的な水稲生産を主体に園芸品目(えだまめ、さといも、かぼちゃ等)の作付導入で収益性の高い営農が可能となる。
工事概要は区画整理として、整地工他38・1ヘクタールおよび暗渠排水工38・1ヘクタールのほか、農業用用排水施設整備(3・5ヘクタール)の用水路工1・1キロを推進し、順調にいけば32年度の事業完了を目指す。受益面積は38・1ヘクタール、受益者数が104人。関係土地改良区は福島江土地改良区となっている。