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　建設業労働災害防止協会福井県支部（高崎俊二支部長）は２５日、２０２４年度の通常総会を開催し、２３年度の事業報告・収支決算、および２４年度の事業計画・収支予算案などを慎重審議し、原案通り了承した。
　冒頭、高崎支部長が挨拶。「労使が一丸となり、総合的な労働災害防止対策を、積極的に推進したい」と強調。来賓に招く厚生労働省の石川良国福井労働局長も「安全で健康に、安心して働くことができる職場づくりを」等と呼びかけた。
　２３年度の事業報告によると、県内建設業の死亡者は２人で、２２年に比較して減少した。休業４日以上の死傷者数は１０９人で、２２年と比較し５７人の減少となった。
　労災防止に関する各種計画と運動では、安全衛生管理体制の確立促進や、リスクアセスメントの確実な実施と確認など。安全パトロールは、全国安全週間県下一斉合同パトや、年末合同パトなど。教育事業では、登録技能講習２６回（修了者９１３人）や、職長・安全衛生責任者教育４回（７８人）などを実施した。
　２４年度は、国の第１４次労働災害防止計画を受けて策定した第９次計画と建設業労働災害防止規程に基づき推進。会員ごとの死亡災害根絶を目標に、安全衛生管理活動計画を作成。建設業労働安全衛生マネジメントシステム（コスモス）の導入を図るなどとしている。

２３年度の表彰
■全国建設業労働災害防止大会
（２３年１０月５日開催、広島市）で表彰
※会社の部（敬称略）
・優良賞
石黒建設の福井支社　平川
・功績賞
上田博之　松田（幸）組
■建災防福井県支部長表彰
（２３年９月２０日開催、県産業安全衛生大会）
※事業場賞
・優良賞
長谷川造園　山岡組　岡組
※個人賞
・功労賞
横井敬典　横井建設
・功績賞
宮本茂靖　オタ建設
中野浩幸　時岡組