横浜市が発注して2023年度に完了した週休2日制の適用工事のうち、4週8休以上を達成した現場の割合は88%だった。22年度の完了工事と比べて17ポイント増。実施件数と達成率がともに上昇し、週休2日の取り組みが浸透してきた様子がうかがえる。
市は20年度まで「週休2日制確保モデル工事」を試行し、21〜23年度には「週休2日制確保適用工事」として、発注者指定型で適用工事を決め、落札者が週休2日の実施の可否を選択できる方式を採用していた。24年度からは選択制をやめて原則として全工事で適用している。
23年度は発注した全工事2395件のうち41%(22年度比3ポイント増)で週休2日制を適用。このうち79%(17ポイント増)の受注者が実施に同意した。
一方、23年度内に完了した週休2日制の適用工事は340件(42件増)で、88%(17ポイント増)が4週8休以上を達成。次いで4週8休未満・4週7休以上が9%、4週7休未満・4週6休以上が3%、4週6休未満が1%だった。
達成率の内訳をみると、現場閉所型が337件を占めたうち、4週8休以上を達成したのは88%。交代制は3件で、全ての現場が4週8休以上を確保した。
提供:建通新聞社