柏市上下水道局は24日、2024年度第1回上下水道事業運営審議会を上下水道局庁舎4階401・402会議室で開催した。「水道事業ビジョン」と「下水道事業中長期経営計画」について、次期計画の策定に際して統合する方針だ。24年度から現行計画の改訂作業を進め、25年12月下旬に次期計画を公表する予定。次期計画の期間は26年度から35年度まで。下水道事業については、官民連携手法のウォーターPPPの導入を検討する。
次期計画の経営戦略には、今後の人口減少などを加味した料金収入、将来の更新費用、物価上昇などを的確に反映させ、経営改革の検討を図る。
水道事業についてはアセットマネジメント(資産管理)を見直し、25年度からの受水単価を北千葉広域水道企業団と協議する。また、水道料金改定の要否について検討を行う。
下水道事業に関しては、社会資本整備総合交付金の交付要件を満たす経営戦略を策定する。下水道料金改定の要否の検討、流域下水道事業の維持管理負担金の単価改定を進めるほか、下水道施設の維持管理と更新を一体的にマネジメントするウォーターPPPの導入可能性を検討する。
今後は▽11月下旬=現行計画の経過報告と総括、素案の全体像の提示▽25年2月上旬=骨子案の提示▽5月下旬=新計画案の提示▽7月下旬=諮問▽9月上旬=新計画案の答申案提示▽11月下旬=新計画案の答申▽12月下旬=新計画公表――を予定している。