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建通新聞社(神奈川)
2024/06/26

【神奈川】県 県道410号の部分供用目指す

 神奈川県県土整備局は、県道410号(湘南台大神伊勢原)の4車線道路の新設について、整備効果の早期発現に向けて、部分的な供用を目指すことを明らかにした。周辺の交通状況を分析し、地元の藤沢市や寒川町の意見も聞きながら先行して事業を進める区間を決め、集中的に用地を取得する考えだ。
 県道410号(湘南台大神伊勢原)は、藤沢市湘南台の国道467号からツインシティを経由し、伊勢原市の国道246号を結ぶ予定の路線。総延長16・1`で、このうち未整備区間は延長5・6`。
 今回の対象は延長2・3`で、県道45号(丸子中山茅ケ崎)から圏央道(さがみ縦貫道路)の寒川北インターチェンジ出入口(寒川町宮山)までの区間。4車線道路の新設を計画している。21年度から用地取得を行っており、現在の取得率は約3割。
 新設する道路の内訳は、藤沢市域が0・8`、寒川町域が1・5`。道路幅員は全体25bで、幅員7bの片側2車線道路と、両側に幅員5bの歩道・自転車道を設ける計画。
 事業区間が長く、目久尻川沿いでは軟弱地盤の対策も必要になることから、事業期間の長期化を想定している。用地取得の進捗により、工事の着工や供用開始年度が左右される見込み。
 県道410号(湘南台大神伊勢原)は、湘南地域の新たな東西軸として、旧県道410号(湘南台大神)や新設する平塚市大神〜伊勢原市小稲葉間の1・2`区間などを合わせ、2024年3月末に路線認定した。


提供:建通新聞社