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滋賀産業新聞
2024/06/27
【滋賀】野洲市ＭＩＺＢＥステーションかわまちづくり協が会議開催
国土交通省近畿地方整備局琵琶湖河川事務所・滋賀県・野洲市及び関係者が野洲川の水辺利用・施設整備について検討する「野洲市ＭＩＺＢＥステーションかわまちづくり協議会」（議長＝栢木進・野洲市長）の第4回会議がこのほど開かれた。委員からは「（国土交通省水管理・国土保全局に）かわまちづくり計画として認められるのが、7月または8月になると思われる。認められると、河川管理者として親水護岸の整備等をすることに対して一定の予算措置が可能になる」などの意見が出た。次回（第5回）協議会は8月開催の予定。
協議会では、かつては暴れ川であった野洲川の北流（現北流側帯）において、災害時の緊急復旧活動や水防活動を迅速に行うための拠点となり、平常時は地域の活性化や賑わいを創出する「ＭＩＺＢＥステーション」の整備を進めるにあたり、滋賀県が北流側帯に隣接し設置する「滋賀県立高等専門学校」などのまち空間と融合し、新たな河川空間を活用した「かわまちづくり計画」を策定し事業化に向け取り組む。野洲市が国土交通省と連携して推進する「かわまちづくり」（ＭＩＺＢＥステーション含む）と、滋賀県が推進する「滋賀県立高等専門学校」が一体となった空間形成となるよう、国・県・市が連携・調整を図る。
ハード施策によると、整備範囲は野洲川・市三宅地区（野洲市）の野洲川河口から5・8㎞付近～7・2㎞の落差工付近までの右岸を中心とした範囲。ＭＩＺＢＥステーションエリアは10㌶程度、かわまちづくりエリアは2～3㌶程度を想定。今後整備が予定されているＭＩＺＢＥステーションを同地区におけるまちづくりの拠点に位置づけ、地域等に日常的に施設や水辺を利用してもらい、水辺とまちをつなぐ人の流れや河川空間の賑わいを創出するため、野洲川の水辺整備を実施する。
整備エリアは、平常時はスポーツを主な活動の場とする「スポーツパーク」、ＭＩＺＢＥステーション（河川防災ステーション）の備蓄土砂を活用した「サイクルパーク」、水防センター、駐車場、堤防上と高水敷を活用した「広場」の3つのエリアとし、各エリアには整備エリアの目的に応じた施設整備を行う。
ＭＩＺＢＥステーションの整備では、野洲川の堤防が決壊し甚大な被害が発生した場合でも迅速な水防活動や緊急復旧が可能となるよう、国土交通省及び野洲市の共同事業により、昨年度から市三宅地区においてＭＩＺＢＥステーションの検討を行っている。現在、下流側エリアでは資材も備蓄されており、サイクルパークエリアでは緊急用の復旧土砂を備蓄する計画。また、水防センター周辺の休日マルシェなどが考られているエリアは、水防団員の駐車場やヘリポートの位置となる。緊急復旧用土砂は3万1531立方㍍。駐車場6500平方㍍（180台）、水防センター620平方㍍、車庫180平方㍍、ヘリポート1800平方㍍など。
事業期間（設計・施工）は概ね24年度～27年度。県立高専が開校予定の28年春までの全体整備完了を目指す。
ＭＩＺＢＥステーションかわまちづくりの個別整備計画の内容は次の通り（整備エリア・実施主体・施設整備項目・整備内容）。
◆スポーツパーク◆
【野洲市】
▽陸上競技場＝ＭＩＺＢＥステーションの土砂採取場の上部に陸上競技場を整備し、市民や県立高等専門学校の学生が利用できるように整備
▽テニス場＝ＭＩＺＢＥステーションの土砂採取場の上部にテニス場を整備
▽バスケットコート＝ＭＩＺＢＥステーションの土砂採取場の上部にコートを整備
▽スケートボードコース＝ＭＩＺＢＥステーションの土砂採取場の上部に移動可能なコースを整備
▽トイレ＝パーク利用者用のトイレを整備
【琵琶湖河川事務所】
▽土砂採取場＝現状の起伏のある地形の盛土整正整備（ＭＩＺＢＥステーション（登録予定）等で整備するもの）
▽管理用通路＝管理用通路の舗装整備
◆サイクルパーク◆
【野洲市】
▽グラベルコース＝ＭＩＺＢＥステーションの土砂採取場の上部に凹凸のあるコースを整備
【琵琶湖河川事務所】
▽土砂採取場＝現状の起伏のある地形の盛土整正整備（ＭＩＺＢＥステーション（登録予定）等で整備するもの）
▽管理用通路＝管理用通路の舗装整備
◆広場◆
【野洲市】
▽駐車場・舗装＝イベント利用者等の駐車場及び舗装の整備
▽河川空間へのアクセスの確保＝野洲駅からの動線を示す案内表示板の整備／歩行者の安全な交通アクセスの整備／駐車場へのアクセス道路の整備
▽水防センター内の整備＝サイクルステーション（休憩所、シャワー室、トイレ）、カフェ、Ｗｉ―Ｆｉ環境の整備
▽ライフラインの整備＝イベントが行いやすいようにするための水道・電気等のライフラインの整備
▽トイレ＝広場利用者用のトイレを整備
▽芝生広場＝イベントやマルシェの会場、広場遊び等に利用できるような整備
▽多目的広場＝河原でのイベント会場、広場遊び等に利用できるような整備／広場利用者の駐車場としての整備
【琵琶湖河川事務所】
▽高水敷整正＝現状地形の整正整備
▽親水護岸＝階段・スロープ等の整備
▽坂路＝高水敷に降りる坂路整備
▽管理用通路＝管理用通路の舗装整備
◆（水辺）◆
【琵琶湖河川事務所】
▽水辺整備＝河床整正（改修事業等で整備するもの）
▽護岸等の安全対策＝護岸・落差工等（改修事業等で整備するもの）
提供：滋賀産業新聞
協議会では、かつては暴れ川であった野洲川の北流（現北流側帯）において、災害時の緊急復旧活動や水防活動を迅速に行うための拠点となり、平常時は地域の活性化や賑わいを創出する「ＭＩＺＢＥステーション」の整備を進めるにあたり、滋賀県が北流側帯に隣接し設置する「滋賀県立高等専門学校」などのまち空間と融合し、新たな河川空間を活用した「かわまちづくり計画」を策定し事業化に向け取り組む。野洲市が国土交通省と連携して推進する「かわまちづくり」（ＭＩＺＢＥステーション含む）と、滋賀県が推進する「滋賀県立高等専門学校」が一体となった空間形成となるよう、国・県・市が連携・調整を図る。
ハード施策によると、整備範囲は野洲川・市三宅地区（野洲市）の野洲川河口から5・8㎞付近～7・2㎞の落差工付近までの右岸を中心とした範囲。ＭＩＺＢＥステーションエリアは10㌶程度、かわまちづくりエリアは2～3㌶程度を想定。今後整備が予定されているＭＩＺＢＥステーションを同地区におけるまちづくりの拠点に位置づけ、地域等に日常的に施設や水辺を利用してもらい、水辺とまちをつなぐ人の流れや河川空間の賑わいを創出するため、野洲川の水辺整備を実施する。
整備エリアは、平常時はスポーツを主な活動の場とする「スポーツパーク」、ＭＩＺＢＥステーション（河川防災ステーション）の備蓄土砂を活用した「サイクルパーク」、水防センター、駐車場、堤防上と高水敷を活用した「広場」の3つのエリアとし、各エリアには整備エリアの目的に応じた施設整備を行う。
ＭＩＺＢＥステーションの整備では、野洲川の堤防が決壊し甚大な被害が発生した場合でも迅速な水防活動や緊急復旧が可能となるよう、国土交通省及び野洲市の共同事業により、昨年度から市三宅地区においてＭＩＺＢＥステーションの検討を行っている。現在、下流側エリアでは資材も備蓄されており、サイクルパークエリアでは緊急用の復旧土砂を備蓄する計画。また、水防センター周辺の休日マルシェなどが考られているエリアは、水防団員の駐車場やヘリポートの位置となる。緊急復旧用土砂は3万1531立方㍍。駐車場6500平方㍍（180台）、水防センター620平方㍍、車庫180平方㍍、ヘリポート1800平方㍍など。
事業期間（設計・施工）は概ね24年度～27年度。県立高専が開校予定の28年春までの全体整備完了を目指す。
ＭＩＺＢＥステーションかわまちづくりの個別整備計画の内容は次の通り（整備エリア・実施主体・施設整備項目・整備内容）。
◆スポーツパーク◆
【野洲市】
▽陸上競技場＝ＭＩＺＢＥステーションの土砂採取場の上部に陸上競技場を整備し、市民や県立高等専門学校の学生が利用できるように整備
▽テニス場＝ＭＩＺＢＥステーションの土砂採取場の上部にテニス場を整備
▽バスケットコート＝ＭＩＺＢＥステーションの土砂採取場の上部にコートを整備
▽スケートボードコース＝ＭＩＺＢＥステーションの土砂採取場の上部に移動可能なコースを整備
▽トイレ＝パーク利用者用のトイレを整備
【琵琶湖河川事務所】
▽土砂採取場＝現状の起伏のある地形の盛土整正整備（ＭＩＺＢＥステーション（登録予定）等で整備するもの）
▽管理用通路＝管理用通路の舗装整備
◆サイクルパーク◆
【野洲市】
▽グラベルコース＝ＭＩＺＢＥステーションの土砂採取場の上部に凹凸のあるコースを整備
【琵琶湖河川事務所】
▽土砂採取場＝現状の起伏のある地形の盛土整正整備（ＭＩＺＢＥステーション（登録予定）等で整備するもの）
▽管理用通路＝管理用通路の舗装整備
◆広場◆
【野洲市】
▽駐車場・舗装＝イベント利用者等の駐車場及び舗装の整備
▽河川空間へのアクセスの確保＝野洲駅からの動線を示す案内表示板の整備／歩行者の安全な交通アクセスの整備／駐車場へのアクセス道路の整備
▽水防センター内の整備＝サイクルステーション（休憩所、シャワー室、トイレ）、カフェ、Ｗｉ―Ｆｉ環境の整備
▽ライフラインの整備＝イベントが行いやすいようにするための水道・電気等のライフラインの整備
▽トイレ＝広場利用者用のトイレを整備
▽芝生広場＝イベントやマルシェの会場、広場遊び等に利用できるような整備
▽多目的広場＝河原でのイベント会場、広場遊び等に利用できるような整備／広場利用者の駐車場としての整備
【琵琶湖河川事務所】
▽高水敷整正＝現状地形の整正整備
▽親水護岸＝階段・スロープ等の整備
▽坂路＝高水敷に降りる坂路整備
▽管理用通路＝管理用通路の舗装整備
◆（水辺）◆
【琵琶湖河川事務所】
▽水辺整備＝河床整正（改修事業等で整備するもの）
▽護岸等の安全対策＝護岸・落差工等（改修事業等で整備するもの）
提供：滋賀産業新聞
