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　田野畑村は24日付で、公募型プロポーザルで実施する令和６年度田野畑中学校体育館空調設備等工事を公告した。参加希望者は、参加表明書を７月５日午後５時までに、同村教育委員会事務局へ提出すること。技術提案書などの提出期限は23日午後５時となっている。26日に審査を行い、８月上旬の仮契約締結を予定している。

　同工事は、近年の気候変動などの影響による熱中症事故を防止し、児童・生徒の安心・安全な学校活動を維持するとともに、同体育館は広域避難所に指定されていることから、体育館に空調設備を設置するために必要な設計および工事を施工することを目的とする。

　同工事では、空調設備を新設するほか、断熱工事によりランニングコストの軽減を図る。
　対象施設は、同村松前沢87番地の同体育館。施設構造は鉄骨造平屋建てで、床面積は1140.20平方�b（うち空調設備の対象アリーナ面積801.84平方�b）となっている。工事費の上限額は9854万円。

　設計業務の基本方針を見ると、▽気温が摂氏33度の時に、体育館アリーナ中央の暑さ指数（ＷＢＧＴ）が28度未満となるよう設計して整備すること▽避難所としての使用を考慮し、感染症拡大防止対策として、アリーナが一定の換気量を確保できる設備とすること▽空調の整備に当たり、使用する熱源機は、省エネ性やサービス性を考慮し選定すること―などを設定している。

　施工業務の基本方針としては、契約工事期間内に完了するよう確実性、妥当性の高い施工計画・施工体制とすることや、施工対象施設周辺地域への影響（騒音、振動、粉塵、車両通行など）に十分配慮することとしている。
　現場作業日・作業時間に関しては、原則として、土・日・祝祭日および夜間の工事は行わない。やむを得ず、土・日・祝祭日および夜間に作業を行う場合には、事前に計画書を提出し、村の了解を得た上で作業を行う。基本的な作業時間は、おおむね午前８時30分から午後６時まで。

　プレゼンテーション等審査は、７月26日に実施予定。実施場所は村が指定する場所（村内）で、参加者に詳細を別途通知する。
　現地調査可能日時としては、�@６月27日午前９時から正午まで、午後１時30分から３時まで、�A７月４日午前９時から正午まで、午後１時30分から３時まで―の２日を設定。希望者は、各現地調査可能日前日の午後５時までにメールで申し込むこと。

　プロポーザルの担当部署は、同村教育委員会事務局の総務・学校教育班（電話0194−34−2226）となっている。
提供：日刊岩手建設工業新聞