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日刊岩手建設工業新聞社
2024/06/25

【岩手】橋市土地開発 矢巾町に複合商業施設 現地で地鎮祭開く

 (有)橋市土地開発(盛岡市夕顔瀬町、谷藤大樹代表取締役)は、矢巾町大字藤沢に(仮称)矢巾町複合商業施設の整備を計画。24日に現地で地鎮祭を行い、工事の安全を願った。約2万7000平方メートルの敷地内には、県内初出店となる青森県などでフード&ドラッグストアを展開する紅屋商事(株)のカブセンター矢巾店など4店舗が入居予定。設計・施工は大和ハウス工業(株)が担当する。7月から着工し、25年3月の完成予定。同年4月から順次オープンしていく。

 複合商業施設は、矢巾町大字藤沢第5地割の敷地面積2万7056平方メートル内に整備する。最大駐車台数は434台。岩手医科大学附属病院の北側に位置し、南側にはスーパーなどの商業施設が隣接している。

 地鎮祭には、谷藤代表取締役、高橋昌造矢巾町長、大和ハウス工業北東北支店の三原康展支店長ら約50人が出席。神事に従い鍬入れの儀などを行い、工事の安全を祈願した。
 地鎮祭後、谷藤代表取締役は、町や地権者らの協力に感謝しながら、施設の名称を「オアシスタウンやはば」と考えていることを示し、「地域に恵みをもたらし、喜んでもらえるような施設にしたい。地鎮祭が開発の新たな一歩と感じている。この場所で多くの人が笑顔で、楽しく生活していただけることを心から願っている」とあいさつした。

 敷地内には、4店舗が入居予定。現段階で、A棟が紅屋商事(青森市、秦勝重代表取締役会長)が運営するカブセンター矢巾店。延べ床面積は4650平方メートルを計画している。
 B棟は物販店舗を予定し、延べ床面積は2537平方メートル。C棟は、(株)薬王堂(矢巾町、西郷孝一代表取締役社長執行役員)の店舗1282平方メートルが入居予定。敷地南側には飲食店の入居も予定している。

 設計・施工は大和ハウス工業が担当。7月3日に着工し、25年3月14日の完成を目指す。同年4月から順次開店し、大型連休までに全てオープンする予定となっている。

 紅屋商事が運営するカブセンター矢巾店は本県進出第1号店で、調剤薬局まで含めたフル部門となる。
 カブセンターはフード&ドラッグストアで食と美容と健康にまつわる商品を提供している。「カゴからあふれる幸せ」をコンセプトに、同店では岩手県産品を中心とした地産地消に取り組むとともに、青森県産品も充実させ、両県の自慢の商品を提供していく考えだ。

提供:日刊岩手建設工業新聞