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　鴻巣市は「立地適正化計画」素案を公表し、都市機能や居住機能を適切に誘導・集約していくための方向性を示した。目指すべき都市像として、市内を縦断するＪＲ高崎線および国道17号に沿って市街地を展開。市街地とその外側に広がる集落を環状に接続する方針を定める。計画年次は２０４０年度までに据えた。
　同計画案では、市内のうち「鴻巣駅周辺および市役所周辺地区」「吹上駅周辺地区」「北鴻巣駅周辺地区」の３エリアを都市機能誘導拠点に据える。それぞれの地域特性に応じて、行政・文化交流、子育て、商業、金融機能を誘導する方針だ。
　居住空間の誘導に当たっては、コンパクトで住みやすい住宅市街地の形成を図る。土地区画整理事業や下水道整備を推進しつつ、堤防整備などの河川環境向上を関係機関と連携して進める考え。
　防災指針としては▽災害リスクの把握・周知▽避難所・避難体制の整備▽地域の防災力強化▽復興事前準備――に必要な取り組みを進める。
　特に建設関係では「新たに整備する公共施設への防災活動拠点機能の導入検討」「民間都市開発などに合わせた防災機能の導入促進」を長期的に実施していく見通しだ。