日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/06/25
【埼玉】県企業局、美里甘粕産業団地の実施設計へ
県企業局は産業団地の整備で、2024年度の新規地区として美里甘粕地区に着手する。現在、美里町が県農林部と農林調整を進めており、めどが付いた段階で、実施設計業務を発注する。24年度は並行して環境調査、用地取得を進める。造成工事には25年度半ばから入るスケジュールを見込んでいる。
事業期間は27年度までとし、総事業費は約18億円。このうち24年度予算額は4億7167万4000円としている。
計画によると団地の総面積は約7万5600u。このうち企業側への分譲面積は約6万300uで、現行では4区画に分けることを予定している。
団地内の道路面積は約5400uとなる。公園(1カ所)と緑地が約4200u、調整池(3池)は約5500uで計画している。
予定地は美里町役場、JR八高線の松久駅付近で、県道本庄寄居線に近接している。関越道寄居スマートICに近く、交通アクセスが良い。
さらに既存の寄居スマートIC西地区産業団地と天神川を挟んで向かい合わせとなり、既存の甘粕大橋で行き来ができる。
地域整備課によると、24年度の主な予定は実施設計、環境調査、用地取得。このうち環境調査は委託済みで、25年3月末までに大気質、騒音、振動、水質、生態系などを調べる。
土地の現況は農地(田んぼ)。現在は地元の美里町が県農林部と、農地を開発するための調整を進めている。