一般社団法人福井県建築工業会(上木雅晴会長)の第12回定時総会は20日開かれ、2023年度の事業報告・収支決算、および24年度の事業計画・収支予算案を慎重審議し、すべて原案通り了承している。
会場は、福井市下六条町の県中小企業産業大学校で。
冒頭、上木会長が挨拶。まず、能登半島地震の被災者にお悔やみとお見舞いの気持ちを示した。東京都知事選や、24年問題など社会情勢に考察も加え、今後の建設業の展望については「やはり地域が良くならなければ、建設業も良くならない」と、信念とともに強調した。来賓の寺井直大県公共建築課長も祝辞した。
議事に先立ち、永年勤続者表彰を行い、上木会長から、一人ひとりに表彰状を手渡しした。長年の功労を他の模範と心から称えている。
24年度も引き続き、適正な工期設定や労務管理、DXの推進による労働生産性の向上や省力化などを推し進める。建設業界全体で労働環境の改善に取り組む。
省エネやリサイクル技術の進展で、より持続可能な建築物づくり。建築設計や施工における生産性向上のためのデジタル技術活用。現場での人手不足が深刻化し、人材育成や省力化、自動化技術を図る。専門工事業界とのより一層の連携も進める。建築業界は地元社会との関係が深く、地域連携を益々深める等。情報収集・発信事業や、研究・研修事業、安全衛生、SDGsなど環境保全事業などに取り組む方針。
受賞者の方々(敬称略)
大島哲也 深谷 32年
山田豊和 ウエキグミ 31年
前田整治 技建工業 30年
牧野文雄 深谷 30年
丸山勇次 横田建設 30年