砺波市は、「庁舎整備事業基本構想・基本計画等策定支援業務」に係る公募型プロポーザルで、みかんぐみ(神奈川県横浜市中区)を優先交渉者に選定した。
20日に審査委員会(委員長=大西宏治富山大学人文学部長、委員7人)が開かれた。参加は2者。選定理由によると、候補地選定に関して詳細な検討や整理がなされており、敷地周辺へのエリアマネジメントや、事業期間短縮への具体的な提案が行われたとする。
業務内容は基本構想の策定(11月末まで)が建設場所および規模、事業費、財源、事業手法、スケジュールの検討、基本計画の策定(2025年11月末まで)が土地利用計画、施設機能の検討、事業計画と事業費の検討、事業の全体像を把握できる基本計画図とイメージパースの作成、パブリックコメントの実施・意見集約、公表資料の作成、発注支援業務(25年12月末まで)が発注スキームの検討、サウンディング型市場調査の支援、設計者など選定資料の作成支援。
委託期間は25年12月26日まで。委託金額の上限は総額2500万円(消費税含む)。
庁舎整備事業では、5月に「新庁舎整備検討委員会」(委員長=大西宏治富山大学人文学部長)の初会合が開かれ、候補地として▽現敷地(約2万2000平方メートル)▽中村グラウンド(約2万1000平方メートル)▽富山県花総合センター(約2万7000平方メートル)―の3カ所が示された。次回は7月2日を予定する。
なお、みかんぐみは富山県内で、YKK不動産が黒部市内で整備した社有寮「I−TOWN」の第1、2期街区において設計を担当した実績などがある。