トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2024/06/25

【大阪】大阪府内土木 1729社の総合ランキング

 建設業情報管理センター(CIIC)が公表している建設企業の経営事項審査(経審)結果のうち、@売上高A2カ年(または3カ年)平均完成工事高B評点YC八つの経営状況分析指標―による総合ランキングを5月31日時点のデータを基に独自に集計した(※)。主工種が土木一式の企業で、四つの項目でより上位にランクインしている企業の総合順位を見ると、大鉄工業がトップ。2位はクボタ建設で、3位が森組となった。大鉄工業は前回(23年11月末時点)、前々回(23年5月末時点)に続いてトップを守った。
 大鉄工業は今回、土木平均完工高の1位をはじめ、売上高が2位、経営状況分析指標が3位、評点Yが5位と全てトップ5で、前回、前々回と変わらぬ安定ぶりだった。クボタ建設は売上高と完工高が7位、評点Yが6位、経営状況分析指標が5位、森組は売上高が6位、完工高が5位、評点Yが9位、経営状況分析指標が8位。4項目全てトップ10に入ったのは総合ランキング上位3社と4位の大阪防水建設社を加えた社だった。
 売上高は総合7位の美津濃が2120億円超で頭一つ抜け出た。大鉄工業、奥村組土木興業の順は前回と変わらず。土木平均完工高では、大鉄工業が502億2101万6000円で1位、奥村組土木興業が263億7572万2000円で2位となった。前回、前々回とほぼ同じ企業がトップ10入りしている。
 経営状況について、評点Yは前回1位の美津濃のみが1400点台。1300点台はケー・エフ・シー、深田サルベージ建設、都市クリエイト、大鉄工業、クボタ建設の5社となった。
 経営状況分析指標(800点満点)のトップ3は1位が美津濃、2位がケー・エフ・シー、3位が同点で大鉄工業と深田サルベージ建設。トップの美津濃は702点だった。800点満点中400点以上で経営健全度が安定していると見ており、今回調査対象とした企業では、700点以上が1社、699〜650点は7社、649〜600点は83社、500点台は537社、400点台は603社、400点未満は498社だった。

※今回のデータは、大阪府内に本社を置く主工種が「土木一式」の1729社を抽出。売上高、土木平均完成工事高、評点Yは経審結果にあるデータでランキング。八つの経営状況分析指標は経審結果にあるデータをそれぞれ100点満点で得点化して独自に算出した総合得点(800点満点)で順位を付けた。これら企業としての儲けや経営安定度を見る四つの項目でより上位にランキングされていることが総合的に優れた企業と判断した。経営状況分析指標は@純支払利息比率A負債回転期間B総資本売上総利益率C売上高経常利益率D自己資本対固定資産比率E自己資本比率F営業キャッシュフローG利益剰余金―の八つ

取材協力・JME
 ※ランキング表は建通新聞電子版に掲載中

提供:建通新聞社