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日刊建設工業新聞
2024/06/24

【鳥取】県発注土木工事/平均は過去最高の82.9点に/最高点91点が2現場/県工事検査課

 県発注の土木系工事で工事成績の平均点は、過去最高の82・9点になることが21日までに分かった。23年度に完成検査した542件を対象に、県工事検査課が集計結果をまとめた。
 平均点の上昇は5年連続で、23年度の82・9点は前年22年度の81・5点に比べて1・4ポイント伸びた。特に米子と中部管内の平均は83点台に達した。
 工事成績の評定対象は予定価格500万円以上で、全体件数は542件。内訳は、専任の検査専門員が検査する1500万円以上484件の平均が83・0点、兼務検査員が検査する1500万円未満は58件で平均81・5点だった。
 管内別では米子83・6点、中部83・2点、八頭82・9点、鳥取82・4点、日野82・1点。最高点の現場は91点で、米子管内で2件が該当した。次いで90点が8件、89件は15件。
 工事成績は総合評価に活用され、業界の関心は高まっている。検査課では「平均点付近の会社がよく勉強している」と話し、全体平均を押し上げた。各社はこれまでに指摘を受けた事項を研究するなどしており、次年度以降も平均点の上昇傾向は続くと見ている。

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