南相馬市が原町区に整備する園芸施設は、7月以降に建築物の設計業務を委託する。発注方式は検討中。
持続的で収益性のある農業経営モデルの構築と通年栽培を行い、担い手の通年雇用につなげるため、園芸ハウス施設(25棟、約7900u)と出荷調整作業所(約165u)を整備する。
整備地は営農再開の準備が整う下太田地区とし、周辺地域への波及効果を狙う。整備用地は約1万3141u。
事業費は園芸ハウス施設が設計費770万円、工事費3億7070万円、監理業務委託費320万円。出荷調整作業所が設計費280万円、工事費3570万円、監理業務委託費110万円。農業用機械費が350万円で、総事業費4億2470万円を見込んでいる。
2025年度に工事に着手し、26年度の供用開始を目指している。
園芸ハウス施設は全国レベルで競争力のあるキュウリ、トルコギキョウ、スターチスを栽培する。温度管理可能な製品倉庫を出荷調整作業所に設け鮮度保持し、作業室で出荷向けの前処理や調整・包装・梱包作業を行う。
(提供:福島建設工業新聞社)