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北陸工業新聞社
2024/06/21

【福井】小型店の出店へ研究など/県民生協が第46回総代会

 福井県民生活協同組合(松宮幹雄理事長)は20日、フェニックス・プラザで第46回通常総代会を開催した。総代・役職員約200人が出席、2024年度事業計画など全議案を承認した。
 松宮理事長が冒頭、ハーツ恐竜福井駅東の9月オープンなど各事業の取り組みに言及したうえで、「組合員の幸せと地域社会のため、24年度も頑張っていきたい」と挨拶。続けて来賓を代表し、福井県防災安全部の田村光幸副部長(知事代理)、西行茂福井市長が祝辞を送り、さらなる連携と支援を呼びかけた。
 事業計画を見ると、まず店舗では、次期中期計画(26〜30年度)での出店に向け、小型店(売場面積300坪以下)のプロトタイプの研究に着手。月間で見ると宅配利用者に占める店舗利用率は36・1%だが、30年度までに宅配利用者の半分が店舗を利用できる環境を整えたい考えだ。
 福祉では、第9期介護保険事業支援計画に沿って新規事業開設計画を進めるほか、子会社であるケア・サービス・アイ(敦賀市)の生協本体への事業統合に向けた準備を推進する。
 このほか、再生可能エネルギー発電事業では、ハーツ恐竜福井駅東、福井市新保のカタログセットセンターに自家消費型太陽光発電を設置する。
 なお、3月末現在の組合員は16万9557人で、県内世帯加入率は57・2%となった。

hokuriku