新潟県農地部農地建設課は2024年度、坂井川(新発田市、胎内市)ため池等整備事業(土地改良施設耐震対策)に新規着手する。事業費21億7300万円を投じ、堰柱工、護岸工などを推進。29年度の完了を目指していく。
頭首工の耐震性が不足していることから、補強工事を実施。農地や農業用施設等の被害防止、または軽減を図る。事業実施による総便益は213億9656万円で、内訳をみると、災害防止効果は103億2060万円、その他の効果は114億8567万2000円に上る一方、維持管理費は4億971万2000円の節減。また、費用対効果の指標となる総費用総便益比は2・09と試算されている。
受益面積は953・1ヘクタール、受益者数が778人。関係土地改良区は加治郷。なお、坂井川第2地区(新発田市、胎内市)県営ため池等整備事業(河川応急)の関連事業となる。