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日刊岩手建設工業新聞社
2024/06/21

【岩手】東北地方整備局三陸国道事務所 山田北ICのフル化へ第1弾工事を公告

 東北地方整備局三陸国道事務所は、国道45号の防災上のあい路を回避するため、三陸沿岸道路の山田北インターチェンジ(IC)(山田町)に北向きの乗り降りを整備し、ICのフル化を図る計画。20日付で、工事の第1弾となる「山田地区道路改良工事」を公告した。申請書の提出期限は27日午後2時。入札の締切は7月4日午後2時で、開札は同月30日に行われる。

 工事場所は、同町石峠第3地割。今回の整備箇所は、山側に新設するランプの宮古側へ向かう本線合流部分で、工事内容は道路土工(路体(築堤)盛土2000立方b)、地盤改良工(固結工(中層混合処理)2307立方b)、擁壁工(アンカー補強土壁工261平方b)となっている。
 工期は25年3月24日まで。入札参加資格には、東北地方整備局の一般土木工事に係るC等級の認定を受けていること、などを付している。

 山田北ICのフル化事業については、昨年度で設計が終わり、現在、用地買収を推進中。事務所では用地の取得状況を見つつ、24年度で着工できればとしていた。
 山田北ICは、17年11月に開通した三陸沿岸道路「山田宮古道路」(山田IC−宮古南IC)の中間部に位置。山田町石峠地内に南向きの釜石・仙台方面に乗り降り可能なIC構造で整備され、利用されている。

 一方で、宮古市内の国道45号では、16年の台風10号や19年の台風19号で冠水による通行止めが発生。このため、防災上のあい路を避け、災害時の道路ネットワーク機能の確保を図る目的として、山田北ICに宮古・八戸方面へ乗り降り可能なランプを整備することとした。

提供:日刊岩手建設工業新聞