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北陸工業新聞社
2024/06/20

【新潟】新支部長に福田勝之氏/建災防支部が総会開く/26年度全国大会、新潟で開催

 建設業労働災害防止協会新潟県支部は18日、2024年度代議員総会を新潟市中央区で開き、任期満了に伴う役員改選では福田勝之氏(福田組代表取締役会長)が新支部長に選任された。
 あいさつに立った福田支部長は「労働災害はあってはならない。新体制で1つ1つ確実に課題をこなしながら、労働災害の根絶に向けてできる限りのことを進めていきたい」と強い決意を示すとともに、さらなる協力を呼び掛けた。また、支部長を8年間務めた植木義明前支部長が登壇し、労働災害の発生状況に関して「皆さんとともに死亡災害ゼロを目指してきたが、ここ数年増加傾向にある」と無念さをにじませた。その上で「近い将来は災害ゼロを必ずや達成できるよう、一会員として取り組んでいく」と強調し、「能登半島地震からの復旧・復興が本格化する中、一層の労働災害防止が求められている」などと話した。その後、福田支部長から植木前支部長に感謝状が授与された。
 24年度事業計画では、墜落・転落災害防止を最重要対策と位置付け、フルハーネス型安全帯使用作業特別教育など足場に関する技能講習の開催、安全指導者活動など積極的に展開するほか、協会活動のPRによる非会員の加入促進を図るとともに、災害復旧・復興工事安全衛生確保支援事業を活用した現場巡視、安全衛生教育を実施することなどを盛り込んだ。7月18日には県建設業労働災害防止大会を行うほか、10月3日から2日間にわたり、全国建設業労働災害防止大会が東京都で行われる。また、26年度には新潟市中央区の朱鷺メッセで開催されることが報告。
 総会では議事のほか、死亡・重大災害ゼロ分会表彰が行われ、7000日達成の白根分会、4000日の燕・弥彦分会、2000日の高田、六日町の2分会、1000日の新発田分会や、23年度の年間で達成した9分会の栄誉をたたえた。

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