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北陸工業新聞社
2024/06/20

【富山】快適な作業環境づくりを/佐藤工業が安全大会開く

 佐藤工業北陸支店(川島康広常務執行役員支店長)の安全大会が19日、同支店安全衛生協力会(会長・松本誠一松本建設代表取締役社長)との共催により、富山電気ビルで開かれた。出席した約200人は、快適な職場環境づくりへ、関係者が一丸となって取り組むことを誓った。
 あいさつした川島支店長は、能登半島地震の被災者へのお見舞いと復旧工事に尽力した専門会社に感謝の意を表した上で、「北陸支店では公衆災害、死亡・重大災害ゼロを事業推進の最重要事項と位置付け、本社方針の下、第三者を災害に巻き込まない、働く人の怪我を減らし、命を守ることを重点施策として災害の防止に取り組んでいる」と話し、「建設業を取り巻く環境は厳しいが、人口減少や高齢化を考えれば効率化、省力化、自動化が求められ、実現には前例にとらわれない自由な発想で既存の仕組みを改革することが望まれる。佐藤工業ではDXに積極的に取り組み、働きやすい環境の建設会社として魅力を高め、邁進する所存」と語った。
 また、「安全は人間尊重の基本で、会社経営の発展の基盤。働く者の立場に立ち、安心・安全、快適な作業環境づくりに取り組むことが我々の責任。佐藤工業と専門会社が社会から信頼され、選ばれる企業群を築き上げるためにも、関係者全員が力を合わせ一丸となって進んでいきましょう」と呼び掛けた。
 続いて、伊藤隆実代表取締役副社長が「当社の経営方針の一つである安全・安心、快適な作業環境と健康の確保の実現に向け、個々の力を結集し、災害ゼロの職場づくりを目指しましょう」と、平間宏代表取締役社長のメッセージを代読。
 安全衛生活動に功績のあった事業場と個人を表彰後、受賞者を代表し、村橋賢司氏(セキノ興産作業所)が謝辞。来賓の倉重潤一郎富山労働局労働基準部長、上田拓夫建設業労働災害防止協会富山県支部専務理事がそれぞれ祝辞を述べた。
 同社北陸支店の中邑康弘建築部長が、「安全の誓い」を力強く読み上げた後、辻安全サービスセンターの辻太朗代表取締役による記念講演も行われた。

hokuriku