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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/06/19

【群馬】鏑木川橋のA2橋台工 9月末までに公告


国土交通省高崎河川国道事務所は、伊勢崎市野町地先の国道50号前橋笠懸道路バイパス区間に整備する鏑木川橋のA2橋台工事を9月末まで、4号函渠工事については12月末までの一般競争入札公告へ準備を進めている。工事発注規模はA2橋台工事が4億5000万円以上7億2000万円未満、4号函渠工事は2億円以上3億円未満としている。
鏑木川に架設する鏑木川橋は橋長26・2mの単径間PC単純コンポ橋で整備。幅員は上り線が約15・4m〜約16・1m、下り線は約17・1m〜約18・3mとなる。
設計段階におけるA2橋台の基礎は長さ34m、φ1500oの場所打ち杭を24本打設。鉄筋171tとコンクリート約1442立方m使用して整備する。躯体は鉄筋約100tと約2100立方mのコンクリートで築造する。工種は一般土木工事で、工期は約18カ月を見込む。設計は復建技術コンサルタント(宮城県仙台市)が手掛けた。なお、A1橋台設置工事については2023年度に発注。奥村組土木興業(大阪府大阪市)が受注している。
4号函渠は鏑木川と粕川に挟まれた位置に現場打ちで整備。函渠内を伊勢崎市道(赤)1−387号線、函渠上部は前橋笠懸道路が通過する。設計段階における4号函渠の内空断面は高さ5400o×幅1万750oの規模となり、延長は約23mで整備。鉄筋約110tと約1050立方mのコンクリートで築造する。整備に当たっては1−387号線の高さから約2m掘削する。掘削土量は床堀りが約930立方m、埋め戻しは約280立方mを見込んでいる。工種は一般土木工事で、工事期間は約12カ月を予定する。設計は復建技術コンサルタントが手掛けた。
前橋笠懸道路は、前橋市今井町地内の今井町交差点からみどり市笠懸町鹿地内の鹿交差点までの約1万2500m区間で、全幅27・25mの4車線道路を整備する。幅員構成は車道部16・5m、路上施設帯3m、自転車歩行者道6m。今井町交差点から東へ向かった赤堀今井町(西)交差点付近までの約4500mが現道拡幅区間。さらに東進し、笠懸小学校前交差点までの約7500mがバイパス新設区間となる。笠懸小学校前交差点から東へ向かった鹿交差点までの約500mは現道拡幅区間で、13年12月に開通し、上武道路と交差する今井町交差点から総合運動公園入口交差点までの約500mについても24年3月に工事が完了し開通している。