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　県議会６月定例会が17日から始まった。今回、補正予算案はなしとなっている。大型工事の契約締結関係では、「川口特別支援学校中央棟新築工事」（島村工業、９億７６８０万円）が審議される。会期は７月５日まで。
　大野元裕知事は提案要旨の中で、国がまとめた骨太の方針原案について触れ、県でも「強い経済の構築に向けた埼玉県戦略会議」において、新たに「人手不足対策分科会」を設置し、重点的に検討することを説明した。生産年齢人口の減少や２０２４年問題による人手不足が建設業界も深刻化しつつある。
　また価格転嫁の円滑化や中小企業の業態転換、適切な人材の育成・確保といった「構造的な課題」への対応状況などについても議論する。県として対策を講じる必要が生じた場合には、迅速に対応することも強調した。

提供：埼玉建設新聞