新潟県農地部農地計画課は2024年度、飯(上越市)経営体育成基盤整備事業に新規着手する。事業費21億2400万円を投じて整地工などを推進、32年度の完了を目指す。
地域農業の担い手を育成するための環境整備として、ほ場の区画拡大や排水の改良を実施するとともに、農業法人2組織と個別経営体6人への農地集積を進めることで米の生産効率を高め、コストを低減させる。加えて、えだまめ、キャベツ、ブロッコリーといった園芸品目を導入し、大規模園芸産地化を図っていく計画だ。
工事概要をみると、区画整理として整地工75・7ヘクタールとともに、暗渠排水工73・9ヘクタールを整備する。受益面積は75・7ヘクタール、受益者数は209人で、関係土地改良区は関川水系となっている。また、費用対効果の目安となる総費用総便益費は1・11と算出されている。