トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

秋田建設工業新聞社
2024/06/18

【秋田】秋田市上水道・豊岩幹線の布設替え/4.9億円で303.3mを公告

 秋田市上下水道局は、5年度から着工している上水道豊岩幹線の布設替えに関し、推進工法で行う延長303.3mを予定価格4億9,643万円で公告した(詳細は発注情報欄参照)。国道13号(ユニクロ秋田茨島店付近)の横断部、旭川横断部などが対象。両発進立坑を築造し、南側の国道13号、北側の旭川の各方面に前進させる。本管はいずれもDIPφ600、鞘管は国道横断部がSPφ800、その北側がHPφ900。工期は8年度末(9年3月19日)までの3カ年。

 豊岩幹線の既設管は、豊岩豊巻字上野(豊岩配水場)〜川尻新川町(秋田刑務所前)の延長約8,000mで、浜田豊岩連絡管と接続している。布設年度は昭和47年〜平成19年で、事業では年代の古い昭和47〜51年布設の延長1,720mを布設替えする。

 銀のさら秋田卸町店から家具「WEST」脇を通って県道秋田天王線(サテライト秋田交差点)、ハローワーク秋田前、国道13号(ユニクロ秋田茨島店付近)を抜け、旭川を渡って市立秋田総合病院付近の花の鈴屋交差点までを対象としている、配水幹線の川尻楢山線に接続する予定。

 今回、公告した工事では、ジャパン建材秋田営業所付近にbQ両発進立坑を設置し、南側(洋服の青山秋田茨島店付近)に築造するbP到達立坑までの延長59m(SPφ800)と、北側(川尻上野町街区公園付近)に築造するbR到達立坑までの延長234.8m(HPφ900)で鞘管を布設。全体的に地盤が軟弱なため、管を通す箇所で薬液注入工(坑口改良)、矢板の下部で攪拌工法(底盤改良)も実施する。

 今回の推進工法以外は、延長1,420mを開削工法(φ600)で布設替えする。昨年度は卸町の家具・インテリア「WEST」から茨島の競輪場外車券場「サテライト秋田」手前まで、延長456.1m(DIPφ600)を施工済み。9年度以降はサテライト秋田前の県道秋田天王線を横断し、ハローワーク秋田付近を経由して洋服の青山秋田茨島店付近までを整備する。

 事業の終盤には、起点部の卸町と終点部の川尻で新管を既設管に接続させる不断水分岐工(φ600×φ600)も実施する予定。

提供:秋田建設工業新聞社