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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/06/18

【群馬】泉沢大橋のA1工事を近く公告へ


県上信自動車道建設事務所は、東吾妻町で整備を進めている吾妻東バイパス2期工区の泉沢大橋で、A1橋台工事を月内にも条件付き一般競争入札で公告する。また、残る下部工となるP1橋脚工事についても年度内の発注を計画している。設計は三井共同建設コンサルタント(東京都品川区)がまとめた。
A1は逆T式橋台で高さ10m、幅11・2mの規模。約31tの鉄筋と1125立方mのコンクリートで築造し、掘削土量は958立方m。基礎はφ3・5mの深礎杭を計4本打設する。内訳は延長15mを2本、延長10mが2本となっており、鉄筋量31t、コンクリート量は481立方m程度で打設する。また、建設地が山地であるために準備工事として伐木なども行う。
泉沢大橋は、東吾妻町新巻地内〜泉沢地内で泉沢川に架かる鋼4+鋼3径間連続非合成鈑桁橋。規模は橋長322m、幅員は11・49mとなっており、町道9号線、1248号線、6001号線、4245号線を跨いでいる。
今後発注を予定しているP1工事については、A1工事で伐木など建設地の整備を行ってからの着手となる。
P1は高さ28・7m、幅11・2mの張り出し式橋脚。約315tの鉄筋と1125立方mのコンクリートで躯体を築造する。掘削土量は958立方m。基礎工としてφ2m、延長16mの場所打ち杭を9本打設する。鉄筋量60t、コンクリート量は452立方mとしている。
なお、同橋の橋台および橋脚工事はこれまで、南波建設(東吾妻町)がA1およびP2〜P5を完成させており、P6工事を進めている。下部工については今回のA1、P1で全ての発注を完了する。また、上部工は延長を2分割しての発注となり、分割1号の工事は発注済み、延長191m区間の分割2号工事が残っている。
吾妻東バイパス2期工区は、箱島インターチェンジから植栗・中之条インターチェンジまでを結ぶ延長約6700m、幅員10・5mの新設道路。2014年度に事業を開始しており、29年度の開通を予定している。