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　湖南市は、中央地先にある甲西文化ホールにおいて大規模改修工事を計画しており、年度内に基本計画の策定を図り25年度（令和7年度）に基本設計・実施設計、26年度（令和8年度）以降から本格的な改修に着手する考えだ。
　今回の計画では、同ホールにおいて質の高い舞台芸術の鑑賞及び文化活動の場を提供することや、施設の長寿命化を図る狙いで老朽化による不具合箇所等をヒアリングや現地調査を行い効率的かつ効果的な改修を行うための基本計画を策定する。なお、基本計画策定業務の委託業者は7月4日に選定を予定。また、その初弾工事として今年度からトイレ洋式化工事に着手し1ヵ年で完了し、空調設備については今年度内に設計の完了まで行い25年度から工事着手を目指す。なお、屋根・外壁の老朽化調査と改修は2ヵ年で進めていく模様。
　同施設は、86年（昭和61年）に同市中央5丁目57番地の敷地に、ＲＣ造2階建、延1950平方�b（ホール客席・楽屋・和室・練習室・会議室）の施設1棟を建設。開館以来、大規模な改修は行われていなかったが、近年の住宅事情により変化してきた利用者ニーズに応えるため、初弾工事として着手するトイレ洋式化工事や段差解消等のバリアフリーに配慮した設備にすることで、利用者が快適かつ安全に施設を利用できるようにすると同時に、コンサート等の多くの利用客が一時に集中して利用する際にもスムーズに利用できるように改修を図っていく。また、今年度当初予算では、「甲西文化ホール大規模改修事業」に係る事業費として5198万4000円を予算化し、「湖南市施設総合管理計画個別施設計画」に基づき、継続する施設のうち老朽化が著しい箇所を長寿命化工事として事業を進めていく方針。

提供：滋賀産業新聞