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　坂井市は、６月補正予算案に重要文化財丸岡城天守の保存修理基本設計業務委託料３６５万円を計上した。
　丸岡城天守では、これまでに耐震工事に向けた基本設計を推進。今回の業務では、耐震対策以外の屋根や壁、建具などの保存修理に係る基本設計を行う。
　専門性の高い業務となるため、事業者については、特命で発注するものとみられる。
　現時点での、今後のスケジュールおよび事業費については、２０２５年度に耐震・保存修理の実施設計を進める。事業費は約１４００万円。
　その後、早ければ２５年度中にも着工したい考え。２７年度中の完了を目指す。事業費は監理委託料が約３１００万円、工事費が約１億７０００万円を見込んでいる。
　丸岡城天守は寛永年間（１６２４〜４３年）に整備された天守閣で、形式は二重三階望楼型独立式、屋根瓦には笏谷石の瓦を使用。