伊予市は、選定手続きを進めていた「郡中中心拠点地区まちづくりワークショップ等支援業務外1件」の委託候補者を上條・福島都市設計事務所(東京都新宿区)を代表者とする上條福島・NHA共同企業体に決めた。JR伊予市駅周辺整備基本計画などに基づく郡中中心拠点地区のまちのデザインづくりと各施設の整備に向け、市民と協働してデザインの統一感を決めるためのワークショップの開催と郡中駅前ポケットパークの実施設計修正作業を進める。
業務では、23年度に引き続き地域住民などによるワークショップを2回ほど開催し、郡中中心拠点地区のまちのデザイン検討や各施設の実施設計のデザインに反映させる。デザインについてはJR伊予市駅周辺の交通計画・デザインとして3案ほど求める。またワークショップの結果を踏まえつつ、伊予鉄郡中港駅前にポケットパークの整備に向け、新たに屋根などの設置が検討されていることから修正設計を行う。
ポケットパークの計画地は米湊832ノ11他で、整備面積は約370平方b。建屋は平屋で、鉄骨、鉄筋コンクリート構造などを想定し提案を求める。予定工事費は8000万円程度で、25年6月上旬から26年1月下旬にかけて整備する計画。
同市では、中心市街地地区のまちづくりの課題や将来ビジョンを踏まえ、まちづくりの目標や数値目標を達成するために必要な事業を明確化した「都市再生整備計画(第U期)」を20年度に策定。21〜25年度の5カ年で、この計画に基づく事業実施を進めており、21〜22年度で基本計画を策定。この基本計画では、JR伊予市駅前広場改良、同駅前広場(東側)新設、ポケットパーク2カ所、自由通路新設、駅舎改修(JR伊予市駅と伊予鉄郡中港駅)、駐輪場改修2カ所を想定し基本計画図などを作成している。
提供:建通新聞社