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建通新聞社(神奈川)
2024/06/14

【神奈川】横浜市 二ツ橋北の区画整理で事業計画案

 横浜市都市整備局は、市施行での土地区画整理事業を進めている二ツ橋北部三ツ境下草柳線等沿道地区の第2期(面積約6・9f)に関する事業計画案をまとめ、地域住民に示した。延長約786bの都市計画道路新設や、容量1500立方b程度の調整池築造などを計画。換地・売却希望に関する地権者へのヒアリングを7月に始める。工事着手までにはこの先6年程度かかる見込みだ。
 二ツ橋北部三ツ境下草柳線等沿道地区は相鉄線三ツ境駅〜瀬谷駅間の北側に位置している。このうち第1期地区は三ツ境駅側の約4・1f。2015年度に事業計画を決定し、18年度に基盤整備工事を開始。都市計画道路三ツ境下草柳線と瀬谷地内線の新設や、雨水調整池、区画道路、公園などの整備を進めてきた。25年度に工事がおおむね完了する予定。26年度に換地処分を行い、事業が終了する。
 これに続く第2期地区の面積は約6・9fで、地権者250者程度が対象となる。過年度までは面積約5・3fの範囲で計画を練っていたが、高低差が多い地形を踏まえて三ツ境下草柳線の勾配を緩やかにしたことに加え、県道瀬谷柏尾線との交差点形状を直角にして2カ所で取り付けるように再配置したため、区域を拡大した。
 三ツ境下草柳線については、第1期地区の終点となる中原街道との交差部から、瀬谷小学校付近に至る延長約786bを新設する。幅員は18bで2車線を確保し、幅員4bの歩道を両側に設ける。地区内を流れる和泉川と相沢川のそれぞれの渡河部にはボックスカルバートを敷設する。
 また、雨水調節池を築造して治水安全度を向上させる。もともと和泉川から取水する計画だったところ、整備位置を相沢川付近に変更した。掘込式で容量1500立方b程度を確保する。
 これらの事業計画案を5月末〜6月上旬に地域住民へ説明した。7〜12月をめどに地権者へのヒアリングを実施して、意見の調整を図る。今後2年程度で事業計画決定したい考え。決定後に用地買収や仮換地指定などを進め、順調なら4年程度で工事や建物移転に入る。

提供:建通新聞社