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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/06/17

【群馬】駒寄スマートIC産業団地の整備に向け基本計画策定へ


吉岡町は関越自動車道駒寄スマートIC近くの南下地内で、新たな産業団地の整備を計画しており、月内にも基本計画の策定業務を委託する。入札方式は調整中だが、指名競争入札となる可能性が高い。6月補正予算で委託料として6824万8000円を確保した。年度内に基本計画をまとめ、2025年度に詳細設計などへ着手する。
駒寄スマートICの北西側に20ha弱の規模で新たな産業団地を整備する。第6次吉岡町総合計画および都市計画に基づき進めている事業で、スマートICの近くというアクセスの良さや、計画地の南側に前橋市が開発中の次期産業団地が立地しており相乗効果が狙えることに加え、2021年度にはスマートICが大型車へ対応済みとなっていることから、町の発展のため計画を進めてきた。
今後、地域住民への説明会や関係組織との調整を行い、基本計画策定業務の中でインフラ整備の規模や着工時期など詳細を決定する。
現時点のスケジュールによると、基本計画は24年度中に策定。25年度には詳細設計と用地交渉に進む方針としている。詳細設計には用地内の文化財調査も見込まれている。基本計画策定業務の中で決定する事業規模によって左右するが、詳細設計や用地交渉には2カ年かかる見通し。造成工事については、事業主体を町および県のいずれかとし、検討と調整を進める中で決定する。
なお、計画地の南側で整備を進めている前橋市の産業団地は、北に午王頭川、南を県道南新井前橋線に接する20・9haで造成を計画。全体の分譲面積は約16haとなる。都市計画決定上では調整池2池のほか、区画道路7路線合わせて約2710m、特殊道路約100m、敷地南側へ緑地0・7haの整備を盛り込んでいる。設計については三陽技術コンサルタンツ(前橋市)が22年度に作成した。