倉吉市は、同市巌城の老人福祉施設「巌城はごろも苑」跡地の工業用地化事業で、敷地内への進入路の整備工事費に1億1700万円を充てる方針を決めた。市内複数の土木業者によるJV向けとなる公募型指名競争入札の適用対象。9月頃に着工したい考え。
17日開会の市議会6月定例会に提出する一般会計補正予算案に工事費を盛り込んだ。認められれば、設計がまとまり次第、8月下旬から9月に開札する方針。
跡地は小鴨川沿いで、運輸業などの流通(倉吉市巌城)が進出を予定。同社が物流拠点として活用し、トレーラーやトラックの往来が見込まれるため、進入路工事は水路にまたがる橋の拡幅を中心に実施する。2025年3月末までに終えたいという。
跡地は同社、製造業のオムロンスイッチアンドデバイス(同)近くの1万3717・41平方b。
建物は解体され更地となっており、県から跡地を購入していた市は、物流拠点として活用を希望する流通と覚書を締結。6月議会で市は、同社に土地を4940万円で売却する財産処分案も提出する。
工業用地化事業の測量、設計、地質調査、地質解析業務は、西谷技術コンサルタントが担当。
日刊建設工業新聞