トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(岡山)
2024/06/17

【岡山】備前市 新図書館 7月にも工事発注

 備前市は、新図書館の建築工事を一般競争入札で早ければ7月にも発注する予定。6月補正予算案には施設整備工事費8億8347万円を計上しており、9月議会で承認した後、10月に着工する見通し。2カ年継続工事で25年度中の完成を目指している。
 特定建設工事共同企業体(JV)での入札となる予定だが、JV構成数や設備工事を包含で発注するかどうかについては引き続き検討中。
 建設地は備前市民センター(西片上17ノ2)の西側となる西片上51ノ4他。現在は更地の状態。敷地面積は片上鉄道跡地を除いて4136平方b、施設の規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造3階建て延べ約3472平方bで、耐震壁付ラーメン構造。
 「海の見える図書館」をコンセプトに、敷地南端に建物を配置。1階に地域交流センターと観光交流機能をゾーニングし、一般・児童開架エリアを置く2〜3階からは瀬戸内海を望むことができる。外装材には備前市に伝わる特長的な耐火れんがや備前焼などの活用を検討しており、備前市らしさを取り入れて市民に長く愛される施設となることを目指す。
 現在の図書館は備前市民センターの3階に位置しており、延べ床面積が320平方bほどで他の市の10分の1程度の規模でしかない。建築年数も50年近くが経過しており、地元からの要望もあったため新図書館を整備することとなった。
 基本・実施設計は岡田新一設計事務所(東京都文京区)が担当し、23年度に完了している。

提供:建通新聞社