千葉県土地開発公社は、佐倉市神門地区の約6・4haにおいて、産業用地の整備を計画している。2023年度から産業用地化に向けた埋蔵文化財調査を進めており、25年度にも市に対して地区計画提案を行い、採用されれば開発行為に着手。順調なら27年度の整備完了を見込んでいる。進出企業は公募により選定する方針。
開発地は、第三工業団地に隣接する公社所有地。
市は、産業用地の整備に伴い公社が行う区域内の道路などインフラ整備に対し、県の補助制度の活用による支援を検討している。
10日の佐倉市議会代表質問で、高木大輔議員(さくら会)が神門地区における産業用地整備について質問した。
答弁に立った和田泰治・経済環境部長は、公社による事業スケジュールなどを説明した上で「より多くの雇用を生む可能性のある製造業などの業種を誘致の軸として、公社と協議を進めていきたい」と話した。
高木議員は「市内の工業団地は空きがなく、産業用地が不足している。そうした中、佐倉インターチェンジにほど近い神門地区において産業用地が整備されることは大変喜ばしい」と語った。また、和田部長の答弁を受けて「市の産業振興のためにも、ぜひしっかりと整備を進めてほしい」と要請した。