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　県警察本部会計課は、プロポーザルを実施した大館警察署改築のＰＦＩ導入可能性調査に関し、委託候補者に八千代エンジニヤリングを選定した。同社を含め２者が参加を申し込んだが、１者は辞退した。委託期間は７年３月14日。業務では、現時点の施設諸条件や法制度・補助制度を整理し、民間事業者が参入できるかを検討する。

　大館警察署（大館市根下戸新町１−70）は、昭和53年に建設された鉄筋コンクリート造３階建て、延べ床面積2,408.93�u。敷地内には、同年に建設された鉄骨造平屋建てと２階建ての車庫があり、合計延べ床面積は577.62�uとなっている。

　県は、ＰＦＩによる事業費が10億円以上と見込まれる施設でサウンディング（官民対話）を実施することとしており、大館警察署も４年度に実施。その時点で新庁舎は現施設の約1.6倍となる延べ床面積3,770�u、車庫は既存と同等の合計約580�uと想定している。現在の駐車場部分に新庁舎を建設する計画。

　可能性調査業務では、事業手法に関する検討・整理、市場調査などを行い、公募資料の基礎となる実施方針の案を検討・作成する。このうち、事業手法に関する検討・整理では、従来手法やＰＦＩ手法（ＢＴＯ、ＢＯＴ、ＤＢＯなど）で実施した場合の事業範囲や事業期間、官民の役割分担などについて比較する。



提供：秋田建設工業新聞社