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日刊建設タイムズ社
2024/06/14

【千葉】市長「必要性明らか」/空港南西地域アクセス道/県は道路網計画策定へ/富里市

 富里市は、県道八日市場佐倉線(成田国際空港周辺)と国道296号(成田空港南西側地域)を結ぶ幹線道路の整備を県に要望している。五十嵐博文市長は「空港アクセス道路の必要性が明確となり、県からも空港機能強化を見据えた道路網の構築が必要との見解が示されている。県において空港周辺における道路網の整備計画の原案が公表される段階となってきていることから、県に対して早期に示すよう要請するとともに、具現化に向けたさらなる協議を進めていく」と力を込めた。
 2022年度に、市道01―008号線(酒々井インターチェンジ(IC)付近)と市道01―010号線(国道296号との交差点)のうち、成田空港方面の交通量調査を実施。当該区間において、近隣の国道・県道に比べ、大型車の混入率が約2〜3倍であることが分かった。
 加えて、空港周辺の物流企業へのアンケート調査では、県道八日市場佐倉線と国道296号を接続する幹線道路が整備された場合、約7割の企業が「利用する」との意向を示したことから、調査結果を県に提出した。
 また「新しい成田空港」構想の中間とりまとめでは、物流施設が広範囲に点在しているため、首都圏中央連絡自動車道の成田空港周辺ICのみならず、南側・西側の富里IC・酒々井ICを含めた一体的なネットワークが重要であり、西側も考慮した全体の空港周辺道路のネットワークを強化していく必要があると示された。
 なお、県の空港周辺における道路網の整備計画は、交通量調査などの結果を基に整備対象路線などを示すもので、成田空港周辺地域との協議に際して活用される。k_times_comをフォローしましょう
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