布勢公園陸上競技場・メインスタンドの改修に向けた検討業務は、白兎設計事務所(鳥取市)が担当することになった。県は11日、委託先を同者に決定。来年2月にかけて改修基本計画や概算事業費をまとめる。
1981年(昭和56年)築のメインスタンドを中心に改修を加え、国際大会や大規模なイベントを呼び込める施設として再生する。
メインスタンド棟は、鉄筋コンクリート造4階建て延べ面積7658・38平方b。建物内の間仕切りを見直して、ドーピング検査室やプレス用スペースの配置などを想定しており、内外装の美装化や観覧席の改修も視野に入りそう。
今後、鳥取陸上競技協会などの利用者団体を交えて改修要望を聞き取り、具体的なリニューアル計画を詰める。
県まちづくり課によると、2033年に鳥取県内で開催される国民スポーツ大会を目標に、今年度は概算事業費を含めた基本計画を策定。来年度以降から順次、改修を進めていきたいと説明している。
日刊建設工業新聞